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札幌の家づくりは雪かき対策を施そう

札幌は雪かきが大変な地域です。家づくりをする際は、雪かき対策を施した方がよいでしょう。ここでは札幌の降雪量や雪かき対策のポイントについて解説します。

札幌の雪かきはとても大変

札幌の雪かきはとても大変なため、侮ってはいけません。札幌管区気象台の観測値によると、ひと冬の降雪量は令和2年度で331cmとなっており、その前の年の令和元年度には427cmもの雪が降りました。1991年から2020年までの30年の平均値は479cmとなっており、ひと冬で5メートル近くの雪が降っていることがわかります(※)。

これほど雪の量が多いと、一晩で30cm以上積もるということも珍しくありません。基本毎日雪かきが必要になると考えておきましょう。降雪量が多い日には、1日3回雪かきをするという人もいます。

また雪かきが大変な理由は、ただ降雪量が多いからというだけではありません。雪捨て場が少ないのも一つの理由に挙げられます。住宅街だと捨てる場所がほとんどなく、数十メートル先にある雪山に投げに行ったり、家の横のスペースに高く積み上げたりしなくてはいけないのです。

このように札幌の雪かきはとても大変なので、家づくりをする際の雪かき対策は欠かせません。

参照元:札幌市公式サイト(https://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/kids/kids_seikatsu2.html)

楽に雪かきを行うには

雪かきを楽に行う方法をいくつか紹介します。

除雪機

除雪機を使用すれば、手作業で雪かきを行うよりも楽です。時間も大幅に短縮できます。ただし除雪機を使用するには雪を積むための場所が必要となるため、すぐ近くにスペースがない場合はあまり意味がありません。

融雪槽

融雪槽は中に雪を入れると熱で溶かしてくれるものです。移動式と埋葬式があり、雪を捨てるスペースがない家に便利です。雪の量が多いと溶けるのに時間がかかり、電気代・灯油代などのコストも高くなるため、その点には注意しなくてはいけません。

ロードヒーティング

ロードヒーティングとは、地中にパイプを埋めて地面を温め、雪を解かす設備のことです。広範囲でも対応できるだけでなく、雪かきをする必要すらほとんどありません。ただしロードヒーティングは設置するための初期費用がかかることや破損した場合の修理費が高額になることは押さえておきましょう。

札幌の家づくりで行いたい雪かき対策のポイント

札幌の家づくりで行いたい雪かき対策のポイントをいくつか紹介します。

カーポートを設置する

カーポートを設置することで、車に積もった雪下ろしをする必要がなくなります。玄関ポーチと隣接させて設置すれば、外出時の雪かきも少ない範囲で済むでしょう。1階にLDKがある場合は、カーポートの設置場所に注意してください。LDKの日当たりを確保した位置に設置するのがポイントです。

雪を置くスペースを用意する

札幌での雪かきは雪を置くスペースが少ないのも大変な理由の一つです。雪を置くスペースを用意しておけば、わざわざ数十メートル先の雪捨て場まで雪を運ぶ必要がありません。庭があればその一角を、雪を置くスペースとして活用することができるでしょう。

前面道路と玄関との距離を短くする

前面道路と玄関との距離が短くなるように住宅を配置すれば、雪かきをする範囲が少なく済みます。路地状敷地は雪かきをする面積が大きくなるため、避けた方がよいでしょう。駐車スペースを作りたい場合は、カーポートを設置することで雪かきの負担を抑えられます。

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【選定基準】
札幌市内で注文・建売住宅着工戸数が年間200棟以上の企業(2020年1~12月)
ジョンソンホームズ:290戸 北海道セキスイハイム:248戸
一条工務店:248戸 豊栄建設:215戸
※参照元:ジョンソンホームズ公式HP掲載・北海道住宅通信社第733号(2021年2月25日発行)公表データ「2020年 札幌市内の注文・建売住宅着工戸数」) (https://cozy-home.jp/information/30920/