青空駐車場だと冬場の車両管理が難しい札幌では、「車庫」の種類によって冬場の快適性が大きく変わります。ここでは札幌のハウスメーカーが対応する、車庫の種類についてご紹介します。
「カーポート」とは、柱で屋根を支える簡易的な車庫のことです。雪が降っても車に雪が積もることもなく、雨の日の乗り降りもしやすいことがメリットと言えます。
しかし柱と屋根だけとは言え、建設費はかかります。またカーポート周辺に溜まった雪かきをしなければ車を出せません。
「組み立て式ガレージ」とは、住宅の敷地内に、車用の車庫を建設する方法です。柱や屋根だけでなく壁も作られるため、車を雨や風、雪、紫外線からも守ってくれます。既製品のものもありますが、こだわったデザインにしたい場合はオーダーメイドを受け付けてくれるハウスメーカーもあります。
住宅の中にガレージを組み込ませたタイプが「ビルトインガレージ」です。「ガレージハウス」とも呼ばれます。
ビルトインガレージの一般的な設計では、1階部分に車庫を造り、2階以上を居室空間とします。住宅の隣に車庫を造るとなると広い土地面積が必要となりますが、ビルトインガレージなら土地が狭くても車庫を建設可能です。ただし、居室部分が狭くなることは致し方ありません。
車を雨や風、雪、紫外線などから守れることは、インナーガレージの魅力のひとつです。車は風雨にさらされると劣化していきます。大切な愛車を長く使い続けたいと思われているなら、車も住宅の中に入れて、保護してあげるのが一番です。
またインナーガレージなら、愛車を室内にいながらして眺められます。車好きの方であれば、インナーガレージが有力な選択肢となるはずです。
札幌では雪の多い日もあるでしょうが、インナーガレージであれば積雪の多さを気にすることなく車に乗り込めます。もし車椅子で生活をしている家族がイたとしたら、非常に利便性が高いと感じられるはずです。
基本的に住宅内であるインナーガレージなら、車からの荷物の積み下ろしの労力が軽減されます。重い荷物を持って駐車場から玄関を通って、目的の部屋まで運ぶ…のは日常の労力としては厳しいものです。まして積雪の多い日ならなおさらのことでしょう。インナーガレージなら天候に関係なく、家の中に直接荷物を運び込めます。
インナーガレージを選択することで、車庫用の広い土地面積が不要になり、土地を有効活用できます。
せっかくの土地を駐車のために使ってしまうのはもったいなくありませんか?インナーガレージでれば、1階を広めのガレージにしても2階以降を居住空間とできて土地のムダがありません。
札幌のハウスメーカーで住宅を建てようとなると、さまざまな希望が出てくるはずです。しかし「車庫」も忘れてはならないポイントです。冬の寒さが厳しく雪が降る札幌なら、快適さや利便性を兼ね備えたインナーガレージが適しているのではないでしょうか。