注文住宅の建設はスケジュールに沿って行われます。札幌エリアで新たに注文住宅を建てる場合は、完成までの流れと注意したいポイントを押さえておきましょう。
注文住宅をオーダーしてから完成するまでには、8ヶ月前後〜15ヶ月程度がかかるといわれています。一般的な期間の目安として、少なくとも半年以上は必要になると見積もっておきましょう。
注文住宅の理想形を家族で話し合い、大まかな予算を決めていきます。実際の注文住宅をチェックしたいといった相談会などを活用したり、モデルハウスの見学やパンフレットの取り寄せを行ったりして情報収集を行います。
注文住宅の建築を依頼するハウスメーカーや工務店を選びます。3ヶ月程度の期間をかけて、複数の候補を探しながら絞り込みをかけていきます。依頼先が決まったあとは話し合いを重ねてください。
理想の住まいにふさわしい土地を探します。ハウスメーカーや工務店が土地探しのアドバイスを行ってくれるケースもあります。また、この時期に住宅ローンの申請を準備しておきましょう。
話し合いで決まった結果をもとに、本契約に入ります。同時に住宅ローンの申請に入ります。
すべての手続きが終わったあとは、いよいよ建築工事に入ります。事前に地鎮祭や挨拶まわりも済ませておく必要があるほか、依頼先によっては第三者機関による建設場所の確認を行うなど、いくつかの手順を踏むことになります。雨季や降雪時期などのタイミングによっては3ヶ月以上の期間を要することもあります。
住宅が完成したあとは、内覧および完了検査を経て登記を行い、物件の引き渡しを実施します。引き渡し完了後はその日から居住可能ですが、日程はずれ込むことがあります。
札幌で注文住宅を建てる際、注意しておきたいポイントをみていきましょう。
札幌は都市部から郊外まで広大な面積を誇る道内最大都市です。一口に札幌といっても、場所によっては降雪量が多く交通渋滞が発生しやすいところ、地盤が弱いところ、浸水やがけ崩れのおそれがある区域などもあります。
土地の価格だけではなく実際の住心地を体感するためにも、希望する場所にはこまめに足を運びましょう。依頼先には、札幌の気候や環境を熟知したハウスメーカーや工務店がおすすめです。
家は建てて終わりではありません。将来的に故障や老朽化を考えて、増改築がしやすい建築方法や間取りを選ぶのがおすすめです。住宅の耐久性を高める床材や壁材、断熱性能に関する工夫・省エネや創エネといった長期優良住宅の条件を採り入れたり、工法や住宅に使う素材にこだわったりと、ライフステージを問わず住みやすさを叶える家づくりを重視してみてください。